福島県屋内遊び場マップ・東京都避難者支援拠点マップ

福島第一原発事故後における子どもの発達と、
避難先でのつながりづくりの取組。

ビーンズふくしま様について

福島県で子ども・若者支援を15年続ける特定非営利活動法人ビーンズふくしま様(以下敬称略)。
2011.3.11の東日本大震災以降は被災した子どもやその両親への支援を自主事業・行政委託事業を通じ行っています。

行政委託事業として『東日本大震災中央子ども支援センター 福島窓口(現:ふくしま子ども支援センター)』を受託、県内外避難者支援、支援者向け研修、福島県内各地への専門職派遣事業等業務を担われています。

土地勘のない場所で支援とつながるために

福島県では原発事故以来、各地に屋内遊び場が生まれました。福島県外では支援団体や行政が様々な支援プログラムを実施しています。
しかし避難により生活圏が変わった方々にとって、地名や住所だけではそれが利用できる施設・支援なのか見当がつきません。地図等で具体的に「見える化」を図りたいと各地の支援者たちから声があがりました。それ受けたビーンズふくしまの県内外避難者支援チームと協働し、本システムの開発が行われました。

マップの機能

  • PC、タブレット、スマートフォン対応。
  • GPSを内蔵する機器でアクセスした場合、現位置を中心に地図がフォーカスされ、周辺サービスが一目でわかります。
  • 情報は一覧表示、吹き出しによる詳細表示が可能です。

導入先で情報変更ができる仕組みへ

弊社開発システムの多くは、導入先での独自運用実現を目指し設計されております。
それはサービスの提供を継続してほしい、ランニングコストの低減を図りサービスを応援したいという思いからです。
福島県屋内遊び場マップ・東京都避難者支援拠点マップも同様で、地図を構成するのに必要なデータベースを簡単に操作できるため、導入後施設を増やしたり、情報を変更することが導入先のみで行えます。

本マップも屋内遊び場の運営団体や支援団体と連携を密にするビーンズふくしま内で情報の変更を実施しており、フットワークの良い情報提供を実現しております。

地図ベースの「見える化」システムの活用について

まだまだ多くの課題を抱えている福島の復興。メディアによる被災地報道が減少する中、支援団体は自ら課題や取り組みをわかりやすく表現、発信していくことが求められています。地図をベースとした表現は、状況の把握を促進します。こうした「見える化」ツールとしての活用も推進しております。